やりたい!という心の声は、あなたがやるべきこと

アメリカ移住

「すべては導かれている」
そんな言葉を耳にしますが、実際、本当にそうだと思います。

「導き」というのは、外側の何か大きなものに引き上げられるようなものではなく、自分の内側からわき上がってくる「心の声」なのではないでしょうか。

「心の声」というのは、深い深い意識の世界の中で、「私」という分離した存在としてではなく、「みんなひとつである」という全体性の中で響いてくるものかもしれません。

一見「心の声」は自分の意志や願望であるかのように思えますが、本当は、全体の中で、私に求められているもの、やるべきことが「与えられる」と考える方が自然です。あくまで私の解釈ですが。

つまり、「自分がやりたいこと」=「導かれていること」と捉えられますし、やりたいことをやることが、「やるべきこと」なのかもしれませんね。

さて、私といえば、「海外に行きたい」という思いがそれでした。
高校時代に北欧へ留学したことをキッカケに、海外や英語に興味を持ち始めました。世界一周にチャレンジしたいと本気で思っていたこともあります。(その時は両親の猛反対で断念しましたが)

その気持ちは35歳になっても消えず、むしろ強くなる一方で、自分の本当の願いに逆らうことが出来なくなりました。

もう後悔したくない。
後悔するなら、やって失敗したほうがいい。

私は、海外留学や移住について調べ始めます。
そんな時、勤務先の店長の独立が決まり、同時にお店も一時閉店することになったので、私も同時に退職することにしました。

私は完全に自由だ。
何をしてもいいんだ。
何でもできるんだ。

その時は付き合って数ヶ月の彼がいたので、ゆくゆくは同棲したいなと頭では考えていましたが、本心は、やっぱり海外に飛び出したかったのですね。

私たちは、これまで生きてきた社会の中で学んできた常識や思考をベースに生きていますから、どうしても「こうするべき」という固定観念にとらわれてしまいます。

もちろん、論理的に最適な答えを考えることは大切なことですが、自分の中の「心の声」を聞いてあげて欲しいのです。恐れと思考にのまれてかき消されそうなその声を、ちゃんとキャッチして、叶えてあげて欲しいのです。

だから私は、海外に行くことを決めました。

どこへ行くかも、何をするのかも分からない。
ツテもアテもありません。

とりあえず、「行くこと」だけは決めました。

「すべては導かれている」のだとしたら、自分の心の声に従って、一歩踏み出してみるこが、私たちの使命なのかもしれません。